青麗_創刊号_お試し版
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きたことを思い出しました。そのありがたさへの恩返しというより恩送りとしやるべきことを時系列にした表を出してくれて。その後も、会誌の編集をお願いしたら、『こういうことは一生のうちに二度は無い』と同業の友人を誘って合流してくださった方とか、『肩書があるのは嫌なの』と言いつつ、何くれとなく支えてくれる方とか、同じ方向を向いて動き出してく友人も全くいなかった土地ですが『あんず句会』に誘ってもらって、あっという間に知り合いがで俳句をしているというだけで親しくなってしまう不思議に、私は随分救われてきました。だから、て、結社を作ろうと思いました。仲間の一人にその話をしたら、すぐに組織図とださる方がたくさん現れました。どこから手を付けていいかわからず、暗雲が立とは言い出さなかった。頭からしゅっしゅと湯気いきたいのだと言う。思うように参加できず、寂しい思いをしたことがありました。で、ふっと思い付いたんです。『そうだ、句会を自分で作ればいいんだ』。それが今も続いている『両手の会』です。メンバーは五人の同世代のお母さんたち。子連れで吟行し、句会をしました。上は小学六年生から下は「青麗」は大人の部活親しくなってしまう不思議に私は随分救われてきました俳句をしているというだけでち込めた時期もあるんです。ただ、誰も止めようを噴きながら踏ん張り、ここまで来ました」主宰は、俳句を通して、各自が自分に合ったやり方で、真剣に楽しめる場、大人の部活を作って 「俳句で繋がる大人の部活として、自ら積極的に参加してほしい。関西で子育てをしていたころ、既存の句会には幼稚園まで。もう吟行というより遠足です。     5  

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